 |


 |
『地域が一体となって、利便性の高い交通システムを導入』 |
| |
小高町 企画振興課長 安部 克己 |
 |
| |
小高町は、平成11年頃から商工会と共同で、「生活交通の確保」「地域商店街の活性化」という課題について、住民ニーズを探るとともに、行政サービスのあり方を検討し始めました。
いろいろ調べ議論を重ねる中で、ほとんどの高齢者(特に女性)は半自立的な交通手段が確保できれば、病院や商店街に自由に行くことができ、地域の活性化に繋がるのではないかという結論に達しました。
その手段として巡回バスの導入を検討しましたが、ランニングコストが高く(2台運行で約2,700万円/年の試算)地域の負担力に見合わず、また、バス停まで歩かなければならない等、高齢者にとって利便性が高い交通手段とは言えないのではないかとの判断に至りました。そこで住民代表・交通事業者・関係団体・商工会において「利用しやすい」をキーポイントに更に協議を実施し、「低定額制」「ドアtoドア」を重視した乗合いの「おだかe-まちタクシー」の導入に至りました。
『町全体にメリットを創出し、住民からも認められているデマンド交通システム』
「地域住民の足の確保は、地域住民自らが育てる」という観点から、利用頻度や価格、目的など利用に関する様々な統計データを積極的に活用し「さらに行き届いたサービス」「さらに利用者を増やす方法」「商店街を活性化させる為の手段」について運行後も引き続き改善を図っております。
「おだかe-まちタクシー」を導入したことで
| (1) |
自治体にとっては巡回バスの3分の1の経費で運行可能になった。 |
| (2) |
利用者にとってはドアtoドアの送迎サービスを安価に利用可能になった。 |
| (3) |
交通事業者にとっては遊休車両の有効活用と固定収入の確保が可能になった。 |
| (4) |
商店街にとっては来客者の増加を期待できる。 |
等町全体にメリットを創出しております。

医療費は重症化しての入院が最も負担が大きくなると言われていますが、デマンド交通システムのおかげで高齢者の外出機会が増えたことにより、健康増進や重症化予防が図られているのでしょうか、町の医療関連費用が減少傾向にあります。
また、平成15年度に中心市街地の整備事業を行いましたが、その際「おだかe-まちタクシー」の利用に関する統計データを参考にしました。利用者はe-まちタクシーで病院に来て、商店から帰っている、病院から商店まで歩いているという事実に基づき、当地域の歩道のバリアフリー化を実施しさらなる住民サービス向上につなげたことで、e-まちタクシーを頻繁に利用する高齢者に喜ばれております。
今では地域住民の認知度、利用度も向上しており、「小高町のいいところ」(アンケート)の2位に選ばれる程、小高町を代表する代名詞となっております。
また、平成17年1月には、「平成16年度地域づくり総務大臣表彰」をいただき、選考委員の方から高く評価され、大変名誉に思っています。 |
|
 |
|
 |
|
 |